【訪日外国人数】2025年1月の訪日外国人数は3,781,200人、単月での過去最高を大幅に上回る!

2025年2月19日に日本政府観光局(JNTO)から1月度の訪日外国人数の推計値が発表されました。本記事では、JNTOからの発表をもとに作成しております。
【訪日外国人数】2025年1月の訪日外国人数は3,781,200人、単月での過去最高を大幅に上回る!
JNTOの発表によると、2025年1月度の訪日外国人数は推計で378万1,200人となり、前年同月比で40.6%増となり、今までで一番多い月であった2024年12月の348万9,800人を大きく上回り、1か月間としての過去最高を記録しました!単月として370万人を超えたのは初めてです。
昨年の2024年は2月であった旧正月(春節)が、2025年は1月29日からとなり、アジアの多くの市場で春節に合わせた訪日ニーズの高まりがみられたのが大きな要因となっています。また、オーストラリアやアメリカなど中心に、ウインタースポーツの需要が昨年同月比に比べ高かったことが、訪日数の増加に起因しています。
23市場のうち3市場(韓国、台湾、オーストラリア)でも1か月としての過去最高になっています。
年間の訪日数が過去最高であった2024年の1月と比べ40%増加となっています。
この比率での訪日数が続けば、2025年は5,000万人に迫る訪日数になる可能性も見えてくると考えます。
国・地域別訪日客数
国/地域別での2025年1月度の訪日外客数です。
2025年1月で最も多く訪日したのは中国本土からの訪日で、98万300人となっています。続いて韓国の96万7100人、台湾からは59万3400人、香港で24万3700人、第5位にアメリカで18万2500人の順となっています。
東アジア(韓国・中国本土・台湾・香港)においては、中国本土が韓国を抜いて訪日数1位となっています。韓国、台湾、香港においても、春節の需要により訪日数が一定した底上げがされていた印象です。
訪日数第5位のアメリカでは、ウインタースポーツの需要増加や、継続する訪日旅行の人気に加え、12月のクリスマスホリデーシーズンの混雑する時期を避けて1月に訪日する動きなども見られ、1月としても過去最高を記録しています。
まとめ
1月末からの春節による訪日需要が顕著に表れた月と言えました。春節は2月初旬まで続くため、2月度も訪日数のさらなる伸び率を期待したいところです。
消費額では24年の1年間で8兆円を超える8兆1,257億円と推計され、コロナ以前の2019年比でも68.8%増と、大きく数字を伸ばす結果となりました。訪日数の増加に加え円安の追い風もあり、消費額でも過去最高の数字をたたき出しています。
右肩上がりの訪日数の中、さまざまな業種の企業さまからインバウンド向けプロモーションのご相談をいただくことが格段に増えております。まずは貴社がターゲットとすべき国・地域がどこなのか、どのようなプロモーション手法が最適なのか、インバウンドに対しどのように対応すべきか等のお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください!
この記事の執筆者

日本の大学を卒業後、イギリスの大学院に進学、国際ツーリズムを専攻し修士号を取得。2016年入社。