今注目の中国SNS「RED(小紅書)」とは?

いま中国で急成長を遂げているSNS「RED(小紅書/ホンシュウ)」をご存じでしょうか。
InstagramやPinterestのようなビジュアルSNSに、AmazonやGoogleのような検索・購買機能を融合させた、まったく新しいライフスタイル型SNSです。特にZ世代を中心に圧倒的な支持を集めており、「検索して、共感して、買う」という行動がすべてRED内で完結するのが特徴です。
本コラムでは、REDの誕生背景や機能、最新のユーザー動向、そして企業にとっての活用メリットについて、わかりやすくご紹介します。
RED(小紅書)とは? 〜その成り立ちと進化〜
REDは2013年、中国・上海で誕生しました。
当初は、海外製品の購入体験を共有する「ショッピングガイドSNS」としてスタートしましたが、ユーザーの増加とともに、美容・ファッション・旅行・グルメなどあらゆるライフスタイル情報を網羅するプラットフォームへと進化。
現在では「中国のZ世代が最も信頼する生活情報メディア」の一つとして広く認知されています。
2017年にはユーザー数が5,000万人を突破。2023年3月には、月間アクティブユーザー数が3億人を超え、今や中国を代表するSNSの一つとなっています。
「SNS × 検索 × 購買」のハイブリッド型SNS
REDが支持される最大の理由は、「SNSでありながら検索エンジンでもある」点にあります。 以下のような機能を一つに統合し、ユーザーの“共感から購買まで”の行動を自然に導きます。
- Instagramのように写真・動画でライフスタイルを共有
- Pinterestのようにお気に入りをストック
- Amazonのように商品を検索・比較し購入
- Googleのように検索機能が充実
- TikTokのようにエンタメ要素も豊富
ユーザーは、実体験に基づいたリアルな情報をもとに、共感→検索→購入という行動をアプリ内で完結できるため、信頼度・利用頻度ともに非常に高い水準を維持しています。
利用者データと圧倒的な影響力
REDユーザーの主な特徴は以下の通りです。
こうしたデータから、REDはまさに「共感ベースで検索されるSNS」であり、商品認知から購買促進に至るまでを担う、極めて強力なマーケティングツールであることがわかります。
REDが“選ばれる”理由とは?
REDは、単なるSNSではなく、日常を豊かにする“ひらめきの宝庫”として若者の生活に深く浸透しています。
▸ ライフスタイル全般をカバーするカテゴリ設計
ファッション、美容、グルメ、旅行、ホテル、アウトドア、健康、文化など、
37のカテゴリと232のサブカテゴリを展開。「次にしたいこと」「次に買いたいもの」が自然と見つかる導線設計が魅力です。
▸ 検索の起点として定着
「予算100元で母にプレゼントしたい」「GWのおすすめ旅行先は?」「春コーデどうしよう?」といった悩みに、まずREDで検索する――そんな行動習慣が若年層を中心に根づいています。
▸ “体験ベース”の自然な購買導線
広告感が少なく、ユーザーのリアルな体験をもとにした投稿が主流。
結果として、企業の商品やサービスが「自然に」「共感を得ながら」拡散・購買される流れができあがっています。
REDアカウントの開設方法(無料・有料)
◆無料アカウント◆
- 一般ユーザー向け(個人投稿・閲覧が可能)
- 商品レビューやライフスタイル共有を目的とした利用に最適
◆企業アカウント(有料)◆
- 公式認証済アカウントとして開設
- 必要書類:法人登記証明、商標登録証など
- 主な機能:
- ◎投稿パフォーマンスのデータ分析
- ◎広告出稿(フィード広告/検索広告)
- ◎フォロワー限定のキャンペーン展開など
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- KOL/KOCとのコラボ施策企画・実行
- RED広告の出稿・運用代行(検索/フィード)
- 成果レポートの作成と改善提案
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まとめ
中国SNS「RED(小紅書)」は、ユーザーの検索行動と購買行動をダイレクトにつなぐ、新世代の情報プラットフォームです。
日本企業にとっては、現地でのブランド浸透だけでなく、訪日観光客に向けた発信の起点としても非常に大きな可能性を秘めています。
今こそ、REDを通じて“中国の今”に出会い、ブランドの未来を切り拓く一歩を踏み出してみませんか?