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インバウンドニュース 2025.05.09

【訪日外国人数】2025年3月の訪日外国人数は3,497,600人、3月として過去最高の訪日数!

2025年4月16日に日本政府観光局(JNTO)から3月度の訪日外国人数の推計値が発表されました。本記事では、JNTOからの発表をもとに作成しております。

 

2025年3月の訪日数は3月として過去最高の3,497,600人

JNTOの発表によると、2025年3月度の訪日外国人数は推計で349万7,600人で、前年同月比で13.5%増となり、3月として過去最高の訪日数となりました。昨年の3月の3,081,781人を大きく上回っており、3月までの累計では10,537,300人で過去最速で1,000万人を突破しています!

桜シーズンでの訪日需要が多くのマーケットで高まりを見せたことが訪日増加の要因の一つと考えられます。また、東南アジアの一部のエリアや中東地域では、イスラム教の断食明け休暇も重なったこともあり、特に中国、インドネシア、アメリカでの訪日数増加が今月の押し上げ要因となりました。

アメリカやカナダなど6市場で単月過去最高を更新したほか、韓国や台湾、タイなどの11市場で3月として過去最高を記録しています。また3月までの累計ではすべての重点市場で過去最高となっています。

 

年間の訪日数が過去最高であった2024年の1-3月期と比べ23.1%増加となっています。

 

国・地域別訪日客数

国/地域別での2025年3月度の訪日外客数です。

2025年3月で最も多く訪日したのは韓国からの訪日で、69万1700人となっており、続いて中国本土66万1700人、台湾からの52万2900人、アメリカで34万2800人、第5位に香港から20万8400人の順となっています。

東アジア(韓国・中国本土・台湾・香港)において、韓国と台湾は地方への増便やチャーター便の影響で、3月として過去最高の訪日数となりました。

中国本土では春節休暇の落ち着きも見られたため2月度より訪日数は減少していますが、日本各地への増便等の影響もあり、訪日数は前年同月を上回りました。

香港では地方への増便等もあり航空座席は増加していましたが、2024年は3月にあったイースター休暇が今年は4月中旬になった影響もあり、訪日数は前年同月を下回りました。

東南アジアにおいても、フィリピンとベトナムを除くタイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、インドではVISAの緩和や直行便の増加等の影響により、3月として過去最高の記録となっています。

欧米豪では、特にアメリカからの増加が顕著な月になりました。イースター休暇が昨年の3月から今年は4月に替わってはいるものの、高まり続ける日本旅行の人気と3月中旬から始まったスクールホリデーの影響で前年同月比18.2%増となっています。

 

まとめ

3月は本格化した桜シーズンの影響で、2月度から24万人程度増加した349万7600人の訪日数となりました。

1-3月までの累計では史上最速で1,000万人に到達となっています。

4月からは大阪万博も開幕します。期間中には約350万人のインバウンドが来場すると予想されており、関西圏ひいては日本全体への訪日数増加への押し上げになることを期待したいです!

右肩上がりの訪日数の中、さまざまな業種の企業さまからインバウンド向けプロモーションのご相談をいただくことが格段に増えております。まずは貴社がターゲットとすべき国・地域がどこなのか、どのようなプロモーション手法が最適なのか、インバウンドに対しどのように対応すべきか等のお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください!

この記事の執筆者

グローバル推進室所属 SAKU

日本の大学を卒業後、イギリスの大学院に進学、国際ツーリズムを専攻し修士号を取得。2016年入社。

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