【訪日外国人数】2025年6月の訪日外国人数は3,377,800人で6月として過去最高、累計2,000万人を最速で達成!

2025年7月16日に日本政府観光局(JNTO)から6月度の訪日外国人数の推計値が発表されました。本記事では、JNTOからの発表をもとに作成しております。
2025年6月の訪日数は単月として過去最高の3,377,800人
JNTOの発表によると、2025年6月度の訪日外国人数は推計で337万7,800人で、前年同月比で7.6%増となり、6月として過去最高の訪日数となりました。1-6月の上半期の累計では2151万8,100人となり、過去最速で2,000万人を突破しています。
6月は5月と同様、夏休みシーズンの前の閑散期と言われておりますが、多くの市場でスクールホリデーに合わせた訪日ニーズの高まり等により、今月の訪日数の押し上げられた結果となりました。
東アジアでは中国韓国、東南アジアではシンガポールやインド、欧米豪ではアメリカ、ドイツを中心に訪日数が増加しています。
1-6月の上半期では21,518,100人となっており、過去最速で2,000万人を突破しています。昨年の同時期(2024年1-6月)と比較しても、370万人以上増加となりました。
年間での4,000万人越えもいよいよ確実になってきたと言えるでしょう。
国・地域別訪日客数
国/地域別での2025年6月度の訪日外客数です。
2025年6月で最も多く訪日したのは中国からの訪日で、79万7900人となっており、続いて韓国の72万9800人、台湾からの58万5000人、アメリカで34万5100人、第5位に香港から16万6800人の順となっています。
東アジア(韓国・中国本土・台湾・香港)4エリアでは、韓国、台湾で6月として過去最高の訪日数となっています。中国も前年同月比は上回っておりますが、香港は前年同月比を下回っています。
韓国では各地への増便等の空港座席の増加に加え、6月上旬の3連休の影響もあり、6月としては過去最高の訪日数になっています。
中国本土でも各エリアへの新規就航や増便、スクールホリデーの影響等で、訪日数は前年同月比を上回っています。
台湾でも、新規就航や増便、チャーター便の運行、クルーズ船の寄港等の影響により、6月度として過去最高の訪日数になっています。
香港ではスクールホリデーの影響もあるものの、SNSで拡散されている日本での大地震のうわさによる影響が大きく、前年同月の訪日数を33%も下回っています。
東南アジアにおいては、タイ、フィリピンが連休やスクールホリデーの期間の変更等により前年同月比を下回っていますが、その他の国(シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、インド)においては前年同月比を上回っています。特にインドについては前年同月比43.8%を記録しており、ロシア(111.9%)、ドイツ(43.9%)についで第3位の伸び率になっています。
欧米豪では、オーストラリアのみ、減便やスクールホリデーの時期の変動等により前年同月を下回りましたが、他の国(アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ロシア)全てで6月として過去最高の訪日数となり、アメリカに至っては今までで単月で一番多い訪日数の月となりました。
まとめ
6月度は夏休みシーズンに向けて訪日数が落ち着くいわゆる“閑散期”となっています。
この例年の推移通り、前月の5月度からは30万人ほど減少しておりますが、前年の2024年の6月度と比較すると7.6%の増加となり、6月度としては過去最高の訪日数を記録しました。
アメリカ、韓国、台湾、シンガポールなど15の市場で6月として過去最高の訪日数となっています。
7月に日本で地震が発生するという噂が蔓延しいてる香港においては、前月比べて3割以上の減少となっています。
噂のもとになっている漫画では7月に地震が起こるとされており、来月の訪日数にはさらに大きな影響をもたらすとされています。科学的根拠はない話なので、噂はうわさとして、一刻も早い訪日数の回復が望まれます。
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この記事の執筆者

日本の大学を卒業後、イギリスの大学院に進学、国際ツーリズムを専攻し修士号を取得。2016年入社。 一人息子がいるワーキングママ。漫画が大好きです!