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インバウンドニュース 2025.10.15

【訪日外国人数】2025年8月の訪日外国人数は3,428,000人で8月として初の300万人越えを記録!

2025年9月17日に日本政府観光局(JNTO)から8月度の訪日外国人数の推計値が発表されました。本記事では、JNTOからの発表をもとに作成しております。

2025年8月の訪日数は8月として過去最高の3,428,000人

JNTOの発表によると、2025年8月度の訪日外国人数は推計342万8,000人で、前年同月比で16.9%増となり、昨年同月を49万人以上上回り、8月として過去最高の訪日数を記録するとともに、8月としてはじめて300万人を超える結果となりました。

8月も前月に引き続き夏休みなどのスクールホリデーの影響が大きく、東アジアや欧米豪、中東中心に訪日需要の高まりがみられました。

国/地域別では台湾とスペインで単月として過去最高を記録したほか、韓国、中国、アメリカなどの18市場で8月として一番多い訪日数となりました。

 

1-8月の累計は28,383,600人となっており、香港をのぞく全ての国/地域で前年同時期を上回っています。

伸び率のトップはロシアの101.3%、次いで中東地域の55%、3位に中国本土で46.1%となります。

 

国・地域別訪日客数

国/地域別での2025年8月度の訪日外客数です。

2025年8月で最も多く訪日したのは中国からで、101万8600人となっており、続いて韓国の66万900人、台湾からの62万700人、香港から22万6100人、第5位にアメリカから19万4500人の順となっています。

東アジア(韓国・中国本土・台湾・香港)の4エリアでは、中国が単月100万人を超えており、韓国、台湾でも8月として過去最高の訪日数となっています。香港は日本で地震が起こるという噂の影響と台風の影響で前年同月比を下回っていますが、地震の噂による訪日数の減少は少しずつ収束に向かっていると考えます。

東南アジアにおいてはシンガポールのみ、スクールホリデーの日程のずれや8月の連休がなかったことにより前年同月比を下回っております。その他のタイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インドにおいては各国から日本への増便やスクールホリデーの影響から、前年同月比を上回る結果となりました。

欧米豪では、全ての市場で前年同月比を上回っており、特にロシア(89.1%増)、ドイツ(48%増)、イギリス(24.8%増)と好調な結果となっています。スクールホリデーが始まったことや、航空便の座席増加が主な理由となります。

 

まとめ

8月度も前月に引き続き多くの市場で夏休みシーズンとなり、スクールホリデーによる訪日需要の増加に伴い、前年同月比を上回っているエリアが多数ありました。

中国本土においては単月100万人を上回るなど順調に訪日数を伸ばしており、日本での地震の噂の影響が色濃かった香港でも、減少傾向は収まりつつあるように伺えます。

東南アジア、欧米豪でもほとんどの国で全同月比を上回る結果となりました。

 

関西圏への訪日についても、先日閉幕となった大阪・関西万博による訪日数増加の影響はあったと考えます。

日本政策投資銀行(DBJ)が万博会場の近隣駅であるJR桜島駅を利用する訪日外国人341名に対し行ったアンケ―トによると、大阪・関西万博訪問者(訪問予定も含む)の国/地域別では東アジアが最も多く36.4%、次いで北米豪の23.2%、欧州の16.7%と続きます。

出典:日本政策投資銀行(DBJ)

さらに訪日の主な目的でも、大阪・関西万博が40.8%と最も高いことに加え、大阪府内での訪問地に関しては定番の観光地である道頓堀やUSJ、大阪城の割合が高くなっている一方で、「万博以外は訪問していない」と答えた割合が16.1%にも上り、万博のためだけに訪日している層が一定数いることが分かりました。

 

出典:日本政策投資銀行(DBJ)

また、アンケート回答時点ですでに万博訪問済みであった120名の満足度調査では、8割以上が満足と回答しており、万博内の体験が高い評価を得ています。

閉幕に向けて連日大盛況の大阪・関西万博ですが、日本人のみならず訪日外国人からの評価も高く、また万博のためだけに訪日する層も一定数いることから、このような国際的な大きなイベントが訪日数増加に良い影響を及ぼすことが実数としても証明されたと感じました。

今後日本で開催されるこうしたイベントにおいても、しっかりそこに焦点をあてたプロモーションも効果が出ると考えます。

右肩上がりの訪日数の中、さまざまな業種の企業さまからインバウンド向けプロモーションのご相談をいただくことが格段に増えております。まずは貴社がターゲットとすべき国・地域がどこなのか、どのようなプロモーション手法が最適なのか、インバウンドに対しどのように対応すべきか等のお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください!

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この記事の執筆者

グローバル推進室所属 SAKU

日本の大学を卒業後、イギリスの大学院に進学、国際ツーリズムを専攻し修士号を取得。2016年入社。 一人息子がいるワーキングママ。漫画が大好きです!

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