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インバウンドニュース 2025.10.22

【訪日外国人数】2025年9月の訪日外国人数は3,266,800人で9月として過去最高、さらに過去最速で累計3,000万人を突破!

2025年10月15日に日本政府観光局(JNTO)から9月度の訪日外国人数の推計値が発表されました。本記事では、JNTOからの発表をもとに作成しております。

2025年9月の訪日数は9月として過去最高の3,266,800人

JNTOの発表によると、2025年9月度の訪日外国人数は推計326万6,800人で、前年同月比で13.7%増となり、9月として過去最高の訪日数を記録するとともに、初めて9月で300万人を超えた結果にもなりました。

9月は多くの市場でスクールホリデーが終わり、海外旅行のニーズが下がる時期となることに加え、東アジアのエリアでは台風などによるエアーへの影響がありましたが、東アジアでは中国、台湾、東南アジアではインドネシアやインド、欧米豪ではアメリカやドイツを中心に訪日数が伸びており、訪日数増加に繋がったと考えます。

 

1-9月の累計は31,650,500人となっており、香港をのぞく全ての国/地域で前年同時期を上回っています。
さらに前年より1か月前倒しで、過去最速で訪日数3,000万人を突破しています。

 

国・地域別訪日客数

国/地域別での2025年9月度の訪日外客数です。

2025年9月で最も多く訪日したのは中国からの訪日で、77万5500人となっており、続いて韓国の67万500人、台湾からの52万7000人、アメリカから22万4700人、第5位に香港で14万9500人の順となっています。
東アジア(韓国・中国本土・台湾・香港)の4エリアについては、中国では中秋節が10月にずれたことや台風の影響でのエアー欠航はあったものの、前年同月を超えており、韓国、台湾でも航空座席の増加等から9月として過去最高の訪日数となっています。香港においては、中秋節のずれや台風が重なったことにより前年同月を下回っています。

東南アジアにおいてはタイ以外の6市場(シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド)で9月として過去最高の訪日数となっています。特にインド(前年同月比42.2%)やインドネシア(前年同月比25.7%)が大きく増加しています。タイでもエアーの増便等の影響により、前年同月比は上回っています。

欧米豪では、全ての市場で前年同月比を上回っており、特にロシア(108.1%増)、イタリア(47.5%増)、ドイツ(42.3%増)と好調な結果となっています。スクールホリデーが終わったエリアも多くありつつも、継続的な訪日需要や航空座席の増加が影響しています。

その他、中東地域でも前年同月比109.2%を記録しており、様々なエリアからの訪日ニーズの高まりが伺えます。

 

まとめ

9月度は多くの市場でスクールホリデーが終わるタイミングではあるものの、エアーの増便や継続的な日本旅行の人気等から香港を除くすべての市場で前年同月比超え、もしくは9月度として過去最高の訪日数を記録しています。

関西圏への訪日については、9月25日に関西エアポートが発表した8月度の関西空港、伊丹空港、神戸空港の利用状況によると、関西空港では総旅客数が317万人を超え、コロナ以前の2019年3月の289万人を大きく上回り過去最高を記録。さらに外国人の利用者は188万6529人となり、成田空港の186万人から2万人ほど上回った結果となりました。
成田空港と比べ関西空港ではアジアからの直行便も多く、中国を始めとする東アジアエリアからの訪日数の増加に伴い、関西空港での外国人利用者も増えた形となります。
一方で、欧米からの直行便の少なさが課題ともいえるため、この部分の改善の度合いによって関西空港の更なる発展に影響すると考えます。
さらに神戸空港でも今年4月から国際線のチャーターが開始しており、2030年での定期便化を目指しています。関空以外での国際線受け入れは、関西圏での更なるインバウンド集客への窓口として期待したいところです。

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この記事の執筆者

グローバル推進室所属 SAKU

日本の大学を卒業後、イギリスの大学院に進学、国際ツーリズムを専攻し修士号を取得。2016年入社。 一人息子がいるワーキングママ。漫画が大好きです!

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