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プロモーション 2025.12.23

IPコンテンツ(アニメ・マンガ、キャラクター)プロモーションの考え方

生活の中で、アニメやキャラクターが目に触れない日はないと言っていいほど、日本では身近な存在となっています。企業・商品・サービスのプロモーションにおいても活用される、アニメをはじめとするIPコンテンツはどのような流れややり方で実施されているのか、ご紹介いたします。

IPコンテンツとは

IPコンテンツとは、「知的財産権(Intellectual Property Rights)」によって保護されている著作権、特許、商標などが発生する創作物の総称です。ここでは、アニメやマンガ、映画、ゲームなどが当てはまります。単なる「作品」としてだけでなく、キャラクターや世界観、ストーリーなどのアイデアも包括しています。

 

IPコンテンツの活用

すでにファンがいるIPを活用して、キャラクターのグッズを作って販売したり、広告クリエイティブにキャラクターを入れ込んで展開したりなど、販売促進、認知拡大などを目的に行うプロモーション手法があります。既存のプロモーションよりも知名度・イメージの向上、利用者増加などが狙うことができます。広告でのキービジュアルの起用、キャンペーンでのノベルティ配布など、引きが良く効果的なプロモーションに結びつきやすいため、多くの企業や商品に採用されています。

 

ライセンサーとライセンシー

ライセンサーとは版権元とも呼ばれ、IPの使用権を所有している個人や企業のことです。ライセンサーはその使用権を与える(供与する)ことができます。アニメやマンガだと、アニメ制作会社や出版社、映画だと配給会社などがライセンサーとなることが多いです。最近では、製作委員会制で複数の会社が1作品の使用権許諾を行なっていることもあります。ライセンシーとは、ライセンサーからその使用権を一時的に与えられた個人や企業のことを指します。ライセンサーはIPを活用してビジネスやプロモーション(IPコラボ)を行うことができます。

 

IPコンテンツとのコラボレーションメリット

IPコンテンツとのコラボレーションを行うことにより、企業側に様々なメリットがあります。

メリット1 – 話題性の創出
サービスや商品、または企業とIPコンテンツを掛け合わせることで、SNSやメディアでの話題性が創出されます。キャラクターやストーリーの特性を生かしたコラボレーションであればなおさらです。アニメやマンガのファンは、SNSのアクティブユーザーであることも多く、ファンであればあるほど反応も活発で、コラボレーション情報なども拡散され注目されやすいです。ライセンサー側でも公式アカウントを活用して発信を頻繁に行っているため、ファンからのフォローや反応も見込めます。IPコンテンツではこういったファンの影響力が一般の方にも拡散することも狙えます。また、プレスリリースなどを活用することで、メディアへの掲載にも期待ができます。

メリット2 – ターゲット層へ的確に届く
アニメやマンガのファン=商品やサービスのターゲット層の場合、コラボレーションを行うことによって的確にリーチできます。
例えば、自宅用の筋トレ器具をプロモーションする場合、筋トレ好き・スポーツや格闘技好きの30代以上の男性がターゲットになると思われます。アニメを活用してプロモーションの効果を高めるなら、スポーツや格闘技・戦いを題材にしたアニメやマンガとのコラボレーションにより、商品のターゲット=ファンになり、プロモーションが届きやすく効果的です。

メリット3 – イメージの定着化
アニメやキャラクターの印象付け効果は高く、長くコラボすることによって「あのアニメ=あの商品」という想起効果が見込めます。また、著名人を起用するプロモーションとは異なり、不祥事や炎上などのリスクも少ないのが特徴です。好意的な反応も多く、企業のイメージUPにも寄与できます。

メリット4 – マンネリ化するプロモーションの打開
世の中には広告があふれかえっています。ユーザーの目に留まり、積極的な情報取得や行動にまで移させるプロモーションは、多くの企業が試行錯誤して実施しています。常に新しい企画や斬新なクリエイティブが求められ、プロモーションもマンネリ化し、他社との差別化も難しくなってきています。そこで、アニメやキャラクターなどのIPコンテンツを活用することで、斬新なキービジュアルやキャラクターを生かした企画などで、類似商品・サービスとの差別化を図ることができます。

メリット5 – ユニークなプロモーション
アニメや漫画には独自のストーリーや世界があります。キャラクターのプロフィールや個性もあり、その特性を生かしてユニークなプロモーションを実施することもできます。
例えば、キャラクターの個性的な口調で商品紹介をする、キャラクターが商品を使用している絵を制作する、アニメの本ストーリーとは別でサイドストーリーを設定する、オリジナルのコラボレーション商品がプレゼントされるキャンペーンを実施する、作品中に商品を登場させるなど。

メリット6 – 利用意欲のUP
アニメや漫画のコラボプロモーションをきっかけに、興味関心を獲得し、商品・サービスの理解を促すことができ、良さが伝わりやすくなります。商品の特徴やスペックをキャラクターから紹介する動画やLPを制作するなどの工夫で、より理解を深めさせたうえで購入・利用促進ができます。商品やサービスの売り上げUPを加速化させることに期待できます。

 

コラボの流れ

①企画立案
アニメ作品やキャラクターなどのIPを活用して、
・何と(何を)
・どんなことを(何)
・いつからいつまで(時期)
・どこで(露出・実施場所)
・どのくらいの金額で(予算)
実施するのか、事前に企画提案書を提出してライセンサー・版権元のIP使用許諾が必要です。内容によって実施可否、条件などが決定します。

条件に関しては、企画・作品ごとによって数百万円~数千万円でロイヤリティ(IP使用料)が変わります。また、MG(ミニマムギャランティ)が設定されることもあります。キャラクターの絵をデータで借りるのにお金がかかることもあります。

・商品化:「販売金額(上代)×製造個数×〇%=商品化ロイヤリティ」が多い
・プロモーション:内容によって異なる。実施期間は基本的には1クールがベース
・ノベルティ:「製造単価×製造個数×〇%=ノベルティロイヤリティ」が多い。プロモーションとセットで実施される

②準備
IPコンテンツの使用許諾がおり、条件も整ったら実施に向けての準備です。
・商品・ノベルティ製造
・キービジュアル制作(オリジナル描きおろし含む)
・告知(LP制作、広告クリエイティブ、SNS、キャンペーンなど)
などの準備が必要です。

③監修
IPコンテンツの使用には、すべてライセンサー・版権元の監修チェックが必要です。
・コピーライトの表記があるか
・作品やキャラクターの世界観を壊していないか
・キャラクターやロゴの使用方法に違反はないか
・成果品の色味に問題はないか
など、厳しいチェックが行われます。段階を踏んでこの承認が得られれば実施へと進行できます。

④実施
実施に際しても、露出している告知などに誤りがないか、SNSでの反応をチェックするなど、IPコンテンツの使用には、すべてライセンサー・版権元の監修チェックが必要です。

⑤報告
商品販売状況、イベント参加人数など、広告露出の様子など、ライセンサーへの報告も必要です。最近では、SNSなどでファンの声も集めやすいので、自社のマーケティングにも生かせます。

スケジュール

もちろん、内容にもよりますが、企画承認から使用権許諾までに、何度か企画提案書を修正・調整し、数カ月かかる場合もあります。準備も、決められた監修スケジュールに沿って進める必要があり、承認されない場合には何度もやり直しすることも少なくありません。企画立案から実施までに6カ月ほどかかることもあります。

ライセンサー側のメリット

ライセンシーでのメリットは前述の通りですが、ライセンサー・版権元側でも、ファンの満足度を上げたり作品のPRができることなど、メリットが生まれます。既存のIPでも、新シーズンや映画の放映、作品誕生の周年の時期に合わせることで大きなメリットが生まれます。特に映画の公開時期だと、よい条件でコラボできることが多いです。逆を言えば、こういった時期のほうがIP活用の承認もおりやすいかもしれません。

 

まとめ

IPコンテンツ活用には独特の業界ルールがあります。その業界ルールを理解することが成功のカギとなり、適切な企画立案・進行・スケジュール立て・監修提出をしなければなりません。コラボレーションを行うには、実績がある詳しい代理店や窓口担当に依頼するのがおすすめです。

当社は、IPコンテンツを活用した商品化、プロモーション、イベントなどの実績があり、そのノウハウを保有しています。ライセンサーとの関係も構築しており、スムーズな実施をサポートいたします。

【実施事例(一部)】

うんこおでかけドリル ~なつやすみ編~

 

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この記事の執筆者

プランニングチーム Rai

広告進行管理、校閲、編集ディレクションなどを10年ほど携わり、現在はプランナー。驚くほど天然パーマ。ジュースへのこだわりが強い。

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